IMPACTorsの7人がグループとして活動できている事は奇跡なんだと思い知らされる出来事があった。運命もタイミングも見えないだけできっと存在してる。だけど目には見えないから、遥か先にある光を頼りに自分を信じて突き進むしかないんだよね。
2年前、彼らがクリエC日程で選抜されていなかったら今頃どうなっていたんだろう。考えたくはないけれど、7人のうちの誰かは欠けていたかもしれない。22歳制度が発表されてからジュニアの退所が相次いでいる。22歳の壁が設けられることになり自分を改めて見つめ直した時、今いる場所でこの先もやっていけるのか、このままでいいのか、そんな事を思った人も多いんじゃないかな。先が見えないって怖いんだよ。こんな状況になったから思うんだ。もしも、7人がグループになっていなかったら今頃どうなっていたんだろうって。一人でやっていける人はもちろんいると思う。演技力の高い影山君はきっと寺西君や室君や原君みたいに1人の俳優としてジュニアを卒業出来ていたと思う。
でも、他のメンバーはどうだろうか？奏や新はまだ20歳だからどうとでもなったかもしれないけど、最年長の横原や基君は？大人しくて自分を出すことが人よりも苦手ながちゃんは？椿だって子役を経験してきてる。そこに自分の居場所がないとわかれば道を変える選択肢もあったかもしれない。一つ一つの偶然が重なって今があるわけだけど、ひとつ間違えれば何も叶っていなかったかもしれなくて、今の未来になっていなかったかもしれない。
これまでグループを組んでこなかった7人だから、その怖さをきっと肌で感じることも多かったと思う。いつ自分に見切りをつけなければいけないのか、なんてことも考えたと思う。それでも直向きに諦めずに模索しながらも進んでくれたから道が開けた。辞めずにここまできてくれてありがとう。心からそう思う。
20代でのグループの結成は今までのジャニーズからしたら遅咲きなのかもしれないね。けれど、このタイミングで結成されたことに私は意味があると思っている。早くても遅くても駄目だったんだと思う。7人がこのタイミングで結成したからうまくいったような気がするよ。よく、運も実力のうちと言うけれど、本当にIMPACTorsに関しては運が味方をしていると思う。
2020年のクリエは残念ながら中止になってしまったけれど、そのおかげで配信によって多くの人の目に触れることができたし、それを皮切りにサマパラで多くのファンを獲得した。グループ名が発表されたのも地上波のミュージックステーションで見ている人の記憶に残るような発表だった。それに、2021年のジャニーズ銀座においても、緊急事態宣言で中止になるグループがある中生き残り、何故かIMPACTorsのクリエ開催日だけ見事に晴れた(中日の休演日のみ雨)。このIMPACTorsを見て運を味方につけていると言わずになんといえばよいのだろうか。ここまで来るまでに時間はかかったけれど、結果的に良い方向に流れている気がする。偶然が重なって今に繋がっているので一概にコロナを責められない状況はある。多分、IMPACTorsとコロナは相性が割と良いのだろう。そして私とも。
このグループは滝沢副社長が誕生させたグループ。ジャニーさんの遺志を受け継いでいない新たなグループ。今までにないような大人路線で、年齢層の高めな人をターゲットにしたような感じ。パフォーマンスに選ぶ曲もかっこいい曲や妖艶な曲が多い。大人の色気は年齢に比例して内面から自然と出てくるものだと思うので、それができるのは全員が20歳を超えているこのグループの魅力の一つだなと思う。舞台や多くのコンサートのバックで経験を積んだ実力派のメンバーが揃い、演技力も対応力もある。実力があっても埋もれてしまうこの世界の厳しさともどかしさ。彼らはみんなステージに飢えている。パフォーマンスから食らいついてやるという気迫が伝わってくる。後がない崖っぷちの7人だからこそ、当たり前の環境だと思わない謙虚な姿勢でどの仕事にも全力で向き合えているのだと思う。ファンはその必死さを見て更に応援したくなるし、もっともっと大きくなっていってほしいと夢をも乗せる。彼らに迷っている時間はない。今できることを全力でがむしゃらに。その一生懸命な姿勢がファンの心を打つ。
滝沢歌舞伎で繋がった7人。この舞台があったから今があるんだよね。滝沢歌舞伎にそれぞれが特別な想いを抱いているのも、このグループにその繋がりを強く感じているからだと思うんだ。
今までは自分のためだけにやっていた仕事もこれからは7人のためになる。自分が学んだことを還元できる場所があるっていいね。そういう心の変化も凄くいいなって思ったよ。居場所があるっていいね。もう心細くないんだよ。強い気持ちを持ってる人達だからそうは感じてこなかったかもしれないけど、もう引け目を感じなくていい。グループになったことで一歩前進してスタートラインに立てたことで自信もついただろうし、きっと気持ちの面でも大きくなったと思う。
もしも7人がクリエCになっていなかったら私は基君に出逢わぬまま生涯を終えていたのだろうか。そう思うと怖くなる。ああ、あの時7人として配信をしてくれてありがとう。気になるきっかけを作ってくれてありがとう。ファンをどこよりも大事にしてくれるのは、あの時ファンが声を上げ続けてグループにしてくれたから今の僕たちがいる、と本人達が思ってくれてるからなんだよね。でもそれは少し違うと思っていて、7人がやっと灯った光を消えないように残そうと頑張り続けてくれたから、応援しようと思えたの。7人の力で掴み取ったチャンスだよ。だから自信を持ってください。
一人では難しかった事も7人いればどんな事でも乗り越えられる。そう信じています。7人が7人のまま夢に向かって進んでいけますように。
必ずデビューできますように。
