『あの子より、私。』@現場記録②

急遽入らせてもらえることになって2度目の『あの子より、私。』を観劇してきました。

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譲ってもらったチケットは、本当にいいの!?と申し訳なくなるくらい良席で細かい表情や暗転時のキャストの動きなどが肉眼ではっきりとわかりました。前回回収できなかった部分もちゃんと今回は確認できたので自分の中のモヤモヤが晴れました。

もう2度と入れないと思っていた上手側でセイジ君の動きを鮮明に確認できてキラキラアイドルの基君をたくさん見ることができました。クセの強い飴の舐め方(可愛がり方?)をしてるシーンやカテコでニコニコしている基くんを近くで見ることができて幸せでした。

ありがとうの気持ちでいっぱいです。本当にありがとう。

 

以下は気が付いたことと、この回の基くんについて触れていこうと思います。

 

まず、基くんは細かい演技がとても上手だなって思いました。キャストが大きな声を出すシーンでその声に合わせて肩をビクッとさせたり、話してる人に対して細かくうんうんと頷いていたり、ちょっとしたことだしやらなくてもそんなに違和感はないんだけど、それをやることでその場の空気感がすごく伝わってきた。台詞だけでなく目線や表情まで抜かりない演技は他の演者さんにも劣らない立派な演技だと思った。

 

基くんは右ポケットから携帯を取り出して基本的には右で携帯を触るんだけど、左手で触っているときもあったし座っているときは両手だったなあ。もしかしたら魅せ方によって手に持つ方向を変えている可能性があるかもしれない。これは次の課題として残しておきます。

 


その場の空気を乱さないように周りに合わせてうんうんと微笑みながら同調する感じ、すごくわかるし基君は愛想笑いがとても上手でした。微笑む時は仏のような顔をしています。私の好きな基俊介です。(IGNITEの百花繚乱参照)

 


ヘッドホンは最初首にかけてるんだけど、案内人が「2階に上がりましょう」と言ってみんなが2階に上がるときに階段で登りながらつけてました。卒なくてかっこいい…。

 

彗くんはスッポンとメトロノームに興味津々でした。いや、スッポンというより、「スッポン」と言った「ルミ」という人間に興味があるような感じがした。彗君の中でルミという人間が不思議な存在で、知りたいという興味が芽生えていたんだろうなと思う。ルミの行動や言動に反応していて、目線もルミが壇上にいるときは常にルミに注がれている感じがしたなあ。

ちなみにルミが家の台所から見つけたスッポンの箱にはスッポンの絵と「すっぽん」って文字が書いてありました(笑)

 

スッポンとお酒でスッポンパーティー?をするんだけど、乾杯をするとき彗くんはみんなの輪の中には入らず後ろの方にいて、勢いよくシャンパンを一気飲みしていてかっこよかったです。普段からシャンパンは一気飲み派ですか?今度一緒に飲みませんか??(笑)その横顔がかっこよくてしんどかったです。

 

これは基君エピソードではないんだけど、楓さんの娘の英美香ちゃんは好きなものに対しての熱量が凄くある人だなと思った。大人しいけど熱い人で、大好きな兎谷父のバンド(名前忘れたので今度回収します)の話をするときだけは少し早口で勢いもあって、本当にこのバンドが好きなんだなと感じるほど熱い人だった。そういうところ、なんだか私と似てるなあなんて思って親近感がわいた。

 

彗君の性格や服装はもちろん好きだし彗君で一番好きなシーンはDJからのボイパをするところと感情が無くなっていく「好き」のシーンなんだけど、意外と一番刺さったのは彗君が英美香ちゃんのすぐ後ろに立っている距離感バグな瞬間と、セイジ君が「手、ちっちゃくない?」って言って楓ちゃんの手をガシッと掴む時だった(笑)ナンパしてる姿を見るのもなかなかしんどかったんだけど、慣れてる感出しておいて耳が真っ赤だったのが本当に照れていてかわいい基君でした。

 

あとこの日は飴を舐めるセイジ君0ズレ位置だったんだけど、飴を舐めるときにチュッチュっていうリップ音が聞こえてくるし少し口を窄めて浅くチュッてキスしたりふぅ〜って息を吹きかけてるのを目の前で見てしまってパニックでした。無事に死亡しました。え?なに??怖いくらい可愛いんですがなんですか??てか普通に直視できなくて(したけど)天に召されました。指パッチンは本当にやってました。音ちゃんと鳴ってましたよ!偉いねえ!

 

2階の椅子に座って楓さんに「母の学生時代ってどんな感じだったんですか?」と聞いた後に楓さんの話を聞きながら顔をぷくーっとさせてる基君可愛すぎました。何度もやってるんだけど、本当にこの時の基君保護だった〜!


「男って追いかけたい生き物だから」と言った時にお父さんにアッパーくらわす基君がめっちゃ強そうでした。俊敏な基俊介さすい。


ルミがドア?に挟まってるシーンで彗くんとお父さんが立て続けに「シャイニングじゃん!」って言ってたんだけど、私には意味がわからなかったから後ほど調べた。ホラー映画なんですね!たしかにシャイニングじゃんwwww(下記参照)

 

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暗転した時に暗闇の中でだるい連呼が止まらない基俊介(何がだるいんや、いってみ)。だるいに味を占めたのか死ぬほど言ってて途中から笑ってしまった(笑)「だるいだるいだるい怖いだるいだるい」って本当に数えきれないほど言っていてもはや意味を成しているのかもわからない意味不明な状況だった。


お父さんと彗くんの言い合いのシーンで「お前のやりたいことと関係ないだろ」ってお父さんに言われて「関係あるよ」と言った時の少しムキになって怒った基くんの表情がキリッとして眼力ありました。この間メモっていて回収不足だったから今回はしっかり回収できました。

お父さんと比べられるから音楽は好きだけど嫌い。彗くんの複雑な心中を知り苦しくなりました。何も悩んでいないようで心の中で悩んでいたんだね。葛藤していたんだね。

 

今回感じたのは彗くんと楓さんはなんか波長が合うんだろうなってこと。きっとお母さんよりも話しやすくて、聞き上手な楓さんだから彗くんも言いやすかったんだろうな。

楓さんとの話で「離婚したんすか?」「マッチングアプリでもすればいんじゃないっすか?(ニュアンス)」「ういっす」という大学生のチャラさが出ていました。基君からマッチングアプリという言葉が出るとは、、、!!世界がひっくり返ってもマッチングアプリに基俊介はいません!!!

 


楓さんの話聞く時に少し棚にもたれかかってる基君がリアルでした。そういう話の聞き方好きだよ〜!あと、昔お母さんが倒れた時に病院での話で「楓って呼んでるのめっちゃ覚えてて」ってセリフをいう基くんの「めっちゃ」の部分が基俊介でした。これ前回回収しそびれたのでここで回収。

 


「モテすぎて困る」「目があったら好きになられちゃう病気なのかな」って彗君が言うんですけど、なんか基くんがいうから全然嫌味がなくて、うんうんそうそうそういう病気!って言いたくなった。「モテるから」と言ったあとにやけてました。かわええ〜!

 

ルミが「そういうところ嫌いだわ」っていった瞬間に場面切り替え。ワンフレーズで過去の記憶がフラッシュバックして場面が切り替わるの本当に伏線回収が上手いなって思う。

 


後半、夕美と楓の言い合いのシーンで「言ってしまったら傷つくと思ったから言いたくなかった」「嘘はつきたくなかったけど傷つけたくなかった」という楓の気持ち、すごくよくわかる。

性格の違いなんだと思う。どちらも素直で優しくて、感情の表し方の違いですれ違っちゃったんだよね。

私この部分の時すごくしんどくなりました。相手を傷つけたくなかったけど、結果的に相手を傷つけることになってしまった自分の過去と重なって泣きそうになった。

友達と縁を切ることになった時、こんな状況でまさにこういう感情だった。私は楓で友達は夕美みたいな子だった。いつも自信があって自分の意見をしっかりと持って言葉にできる子だった。私は思っていることを100言うことが全てではないと思う人だけど友達は思ったことを全部言ってほしい、そう言う子だった。本当にその時の情景が重なったの。いつかお互いの気持ちを理解できる日がくるといいなと思った。そのいつかは来るかわかりませんが。

 

 
後半、彗くんがお母さん(黒谷さん)に抱きしめられるんですけど、この日は強めに勢いよく抱きしめられてて基君の身体が斜めに傾くまで体を持っていかれてました(笑)

抱きしめられて背中に手を回してトントンってやってる基君を見てしまい死亡。ひええええ、基君は彼女が不安がっていたら安心させるためにトントンってやるタイプの男ですかァ!?!?だいすきです!!!!

 


「みんなでていけー」と案内人が言ったとき、後ろでアドリブ「どうすっか?とりあえずまあ、、、」って結構大きめな声で話してる彗君がいたんですけどナチュラルに基俊介でした。

 

DJのとき、スポットが当たらなくなってもずっと回してる仕草をしていて見入ってしまいました。ボイパは相変わらずかっこよくて周りのキャストさんが基君を盛り上げていてあったかいカンパニーだなあっておもった。

最後シャンパンこぼされて焦ってる姿が可愛かったです。肩落として「ちょっと待って、おまえ、、、」って言ってました。


カテコは袖に消える時まで満足そうににこにこしてる基君。嬉しさを噛み締めているかのような表情がとても好きでした。基君のことが今日も好きでした。

 

 

私、この舞台が好きすぎて永遠に語れる自信があるんだけど、ここ最近ずっと考えていたことがありました。なぜ岸本さんは「兎谷(トガイ)」と「池亀」という苗字を使ったのか。出勤中にふと答えに辿り着きました。

 

 

兎(うさぎ)と亀。


私たちがよく知っているイソップ物語です。きっと彼女らの性格の対比を苗字から示していたんだなと思ったらすごく納得がいったし、細部にまで本当にこだわっているんだなと思いました。

自信に満ち溢れている兎(夕美)と実直で真面目な亀(楓)。

 


この答えは岸本さんしかわからないけれど、答えがわからずとも私なりの解釈で楽しめるからいいかなって思ってます。


あ〜舞台って本当に楽しい。正解がないから自分なりの解釈で想像を広げられる。


次行くときはどんな発見があるんだろう。

それを楽しみにまた私は彗くんとセイジくんに会いに行きます。

 

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