基くんの舞台の初日に行ってきました。
最近行った舞台で初日と千秋楽を経験して大事な人の特別な日に入ることってすごく大事だなと感じていたのでこの日に入ることができて本当に本当に嬉しかった。
おそらくネタバレになるし終わってから書けるだけ書くけど今日の気持ちは今日しか感じられないので取り急ぎ。
岸本さん脚本のものは「あ〜わかるなあ！あるある！そうそうそれ」って感じで私達が経験したことのある感情だったり情景を表していることが多くて始まる前からとても楽しみだった。
正直、あらすじに割と書いてあったから拾いすぎてるんじゃないか？と思っていたところもあったけど実際はそれぞれの登場人物にスポットを当てて深く広がっていく感じで良い意味で期待を裏切られたなと思いました。
一番最初に出たジャケ写のような写真からは想像もつかないくらいなんともクセの強いキャラクターが多くて(一番上の写真のやつね)、それに対して突っ込んでいる人やこちら側の気持ちを代弁してツッコんでくれるから終始クスッと笑いながら見てました。
出来事を通して主人公の過去に引き戻される感じとか、私はきっとこの人のタイプなんだろうな、とか自分に置き換えて見ることがあって誰もが見たことのあるシーンや経験したことのあるシチュエーションで、わかるな〜って思いながら見てた。ちなみに私は楓さんと彗くんに似てる気がしてます。
物語が進むたび、出来事が起こるたびに思い出される母の昔の記憶。人の体験を通して自分に置き換えて投影してる感じがあって表現の仕方に感心してしまいました。階段の上下で空間と時間の境界線を表していたり、現在と過去を表していたり頭の中の記憶を表現していて(伝わるかな？)すごいなあって思ってた。映像とは違って時の切り替え方が舞台では難しいからナチュラルに切り替わっていく感じがさすがだなあって思いながら見てた。あと、緑の多い細部にまでこだわりが詰まった舞台セットはとても綺麗で上品さがあって最近見た舞台の中で一番好きでした。
周りと比べてしまう女性ってすごく多いと思うんだよね。周りと比べることで比較して私はこの人より幸せだということを実感して安心したいんだと思う。肯定してほしいんだと思う。認めて欲しいんだと思う。自分の人生はこれでいいんだと他人と比較して納得させたいんだと思う。それと人の噂話で仲良くなるのは女子の特性だね。同調から広がっていくんだよね。私はあまりそういうのが好きではないから結構逃げてしまうんだけど(笑)そもそも他人にそこまで興味がないので(笑)
でもなんかわかるよ、その感情。あの子だから負けたくなかったり、こちらはそんなつもりがなくても何気ない一言が受け取る側にはマウントに聞こえたり。日常に転がっている気持ちを拾い上げて題材にするって本当にすごいことで、ここまで忠実に細やかに再現できるものなんだなあって思った。
私がいつも見る舞台はどこか影のある舞台が多かったから暗闇のない明るい舞台は久しぶりだったなあ。こんなご時世だからこそクスッと笑えるっていうのはポイントなのかもしれないね。明日からも頑張ろうと前向きな気持ちになれました。私は基くんがいなかったとしてもおそらくこの舞台を見に行っていた気がする。
そういえば基くんのことにまだ触れていなかったのでここからは基くんが可愛かったポイントや好きだったところとかを書いていきます。
はじめにまとめておくと、基担が大好きな基俊介がたくさんいましたよ！基担得な舞台です。
・私らの良く知ってる基俊介が舞台上にいるぞ
・スマホをいじっている時の基くんのリアコ感
・基君からの「好きだよ」が直接聞ける世界線
・カテコではけるときインパクポーズと口パクでバイバイっていう基俊介(初日)
・DJからのボイパが本当に自然で違和感がない
・割と長めにボイパやってくれるのでこれだけで0円
まず登場シーンからポケットに手を突っ込んでるのよ。黒ジャケットに靴だけスニーカーという私が好きな服装でヘッドホンをしてる。この時点でかなりやられてました。
舞台の芝居中でもキャストとアイコンタクトを取りながらにこにこしたりニヤニヤしたりする基くんの姿を垣間見れた。彗くんなんだけど基くんの時もあってすごく基くんにとってこの彗くんという役はハマっていたんだなと思った。肩肘張っていない自然体で臨める役だったんだね。
シャンパングラスを持ちながらゆらゆらさせてる基くんがすごくよくて、お酒は何飲むの〜？シャンパン？一緒にのも〜？って思いながら見てた。
右のポケットから携帯取り出して触る仕草とか、ソファに座り前屈みになって両手で携帯構う姿とか「あ〜いるいる！こう言う男の人いる！」ってなるくらい自然だったし(もしかして普段の基さんですか？)どきっとしました。ソファの縁に頬杖をついている基君も自然だったなあ。
今回基君は彗君とセイジ君の2役をこなしていたんだけど、そのギャップがとても良かった。会話劇だから会話のラリーで成り立っているんだけど、ツッコミの間が絶妙で、本当に面白かった。
彗君は興味のあるものとないものの差がはっきりしていて、人と違うところに興味を持つところがあったり、俯瞰してみながら全体のバランスをとるところがあったり、私と似ている部分があって共感が持てた。メトロノームに興味を示していじってるの可愛かった。
女性の揉み合いの時に上手の階段でお父さんと傍観してる彗君。お父さんは仲裁に入ろうとするけど彗君はそれを止める。めんどくさいことには首を突っ込まないほうがいいという彗くんの選択。実際突っ込まないのが正解です。男の人ってちょっと引いた立場で見てるところあるよね。そういう細かい仕草にもクスッとしました。
セイジ君はちょっとキザでチャラいんだけど、この人と一緒にいると辛いことを忘れさせてくれて自分を前向きにしてくれるんだろうなって思った。まあダメ男なので確実に一緒になったら不幸になるんですけどね（笑）言葉や仕草のクセは強いけどその中にも可愛らしさがあって終始お茶目だなって思った。
たばこの代わりに取り出した飴の舐め方のクセが強くて笑ってしまったけど、愛おしそうに舐めてるのが可愛すぎたし、その飴を直接ポケットにしまっていて、しまうんかーい！って思わず突っ込んでしまいそうになるほど良いキャラで面白かったなあ。
しかしながら、ナンパして「手小さいね」って言いながら女の子と手を合わせる基くんを見ているのはしんどかったです(笑)てか無理でした～～～～～！！！！！
初日はソファの隣にある緑の椅子と2階にある金の椅子が0ズレ、カテコ0ズレ位置だったんだけど、「ああこの場所最高」って思った。この日以降は割と真ん中よりの下手側なのでこれを拝めるのは最初で最後だったんだけど本当に幸せでした。
この日は立ち位置とかも把握しようと思ってみてたんだけど、電話越しに「好きだよ」と言うシーンは下手側で言っていて、おそらく前列の時の位置だったので今から死にます。ボイパも下手位置。飴をチロチロ舐めるわんことカテコの基君を拝みたいなら上手で、ボイパと「好きだよ」って言葉を浴びたいなら下手で、ソファに座っているリアコ基君をみたいなら真ん中かなあって思った。
好きでもない子と付き合う彗君の気持ちが私にはなんとなくわかるから(好意を持ってくれてるのに申し訳ないとか、好きじゃないけど嫌いでもないとか)すこししんどかったなあ。メンヘラ彼女からのしつこい電話にも対応していて(それも偉い)感情のない「好き」というを繰り返して無表情になっていく感じがとても刺さって好きすぎた…。甘々の好きじゃなくて少し素っ気ない感じがかなり好みでした。
基君はちゃんと彗君を演じているんだけど、割と自然体で臨んでいたように思う。「だるいだるい」と面倒くさそうにするところとか言葉の節々に基俊介が散りばめられていて、いつもの私たちがよく知っている基君を見つけられた気がして嬉しかった。「え？俺？」「めっちゃ」「だるいだるい」この辺は基俊介だった。
ゲネプロの記事を読んだ時にボイパをやると書いてあって急なサプライズに嬉しくなった。DJという設定からどんなふうにボイパを組み込んでいくんだろうと思ったけど、自然な感じでボイパに切り替わっていて違和感がなかったなあ。自分の特技が武器としてしっかり生かされていて本当に凄いなって思ったし、外部の舞台で見せ場をつくってもらえてよかったなあって思った。カンパニーも温かいし、これまで基君が真剣に取り組んできたことが着実に実になってるんだなって思ったらとても嬉しかったしとてもとても誇らしかったです。
DJ基のノリノリな感じがかっこよくて刺さりました。曲名は「スキとスッポン」
DJやってる時に女の子にシャンパンをこぼされて悲しそうにしょぼんとしながら機材拭いてる姿が可愛かったなあ。最後お母さん(黒谷さん)に急に抱きしめられて目が点で棒立ちになる基君がいてその姿がとてもシュールで可愛かった。恋愛とかなれてなさそうな初心な感じがあったなあ。
カテコは上手位置の17.18番あたり。初日は3回目のWカテコ。キャストがお辞儀をして顔をあげるとお客さんみんなが立っていて、パァっと基君の顔が明るくなって嬉しそうな顔を見られたのがうれしかったなあ。みんな君のおんなだよ！！
舞台上でインパクポーズしてくれたし「ありがと～」って言ってくれたし、最後捌けるときに口パクで「バイバーイ」って言って帰る基俊介に会場みんながとろけました。特大基俊介をたくさん浴びて幸せハッピーな気持ちになりました！！2022年はじめから基君との思い出ができてよかったなあ。
基君あけおめ！2022年もどうぞよろしくね！！
p.s.
どの場面か忘れちゃったんだけどメモってたところ。ちゃんと次は回収します。
・スッポンのときにやける
・「関係あるよ」ってセリフの時のキリッとした表情
・マッチングアプリという言葉が基くんから出るとは
・「俺ってなんでこんなにモテるんだろうな〜」基くんがいうから嫌味がない
・口を窄める基くん可愛すぎかー
