『あの子より、私。』@前楽記録

2022年1月26日、ついにこの日がきてしまいました。

このチケットが届いた日からずっと心待ちにしていた日。だけど、この日を迎えるまでに世の中の状況はどんどん悪化していって、いつ中止になってもおかしくない状況にまでなった。毎日、「今日はやるんだろうか、無事に幕が上がるだろうか」と心配しながら過ごしました。喜びたいけど、喜べない。そんな毎日でした。

無事に幕が上がることがわかった当日、はやる気持ちを抑えながら会場に向かいました。前の日まで雨が降っていて当日の午前中もずっと曇っていたのにそんな天気が嘘みたいに空はとても晴れていました。

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会場について席に着いた瞬間から手の震えが止まらなくなって落ち着かなきゃと思っているのに落ち着けなくてずっと泣きそうだった。とにかく近くて、手を伸ばせば届いてしまうような距離に基君はいました。だいすきな基君を目の前で見られる幸せを噛み締めて『あの子より、私。』を観ました。

 

肉眼で見ることができる世界は本当に幸せで、細部まで確認することができたし細かい表情や仕草、息遣い、わずかな物音まで全部全部聞こえました。暗転時のキャストやスタッフの動きまで見ることができたのはすごく貴重な経験だなと思いました。

 

この日を迎えるまでに何度かは入っていたので内容は把握済み。今日は基君だけに集中しよう、そう思って臨みました。でも、もしも自分が出る側で演技をしている時にお客さんの目線がずっと一人の人に注がれていたらどういう気持ちだろうと考えたら結局満遍なく見ていたし(基君がかなり多めだけど)、私はこの舞台そのものに魅了されているのでどの場面も見逃したくなくてとにかく目が足りなかった。

 

日に日に変わっていく顔つきや表情、ちょっとしたセリフの言い回しを観ながら日々キャストも舞台も変化しているのだと思ったし、同じ舞台なんて存在しないのだと思った。この日の舞台はこの日だけのもので唯一無二の時間だと思った。

 

いつもはメモをしているのだけど、この日は本当にそれどころじゃなくて目で見たものを忘れないようにとひたすら記憶に残す日でした。一瞬でも目を逸らしたくなくてどんな場面も記憶に残したくて必死でした。

 

基君がピアノの音と共に登場した時、近すぎて感動してしまって涙が込み上げてきた。基君の家の中に入ってきたときの驚嘆の表情がすごく好きでいつも見る度に胸がキュッとなった。大好きな基君はすぐ目の前にいて、目の前で演技してくれる。その幸せを噛み締めながら見続けた2時間でした。

 

私、基君の笑ったときに出来る目元の笑い皺がだいすきなんです。猫ちゃんみたいに線がついて仏の様に微笑む姿を見るとこっちまで微笑ましくなる。この日はそんな基君の猫ちゃん姿がたくさん見られて嬉しかったです。

 

この日の基君の髪型は静電気?で髪の毛がぱやぱやしていました。少し前髪もとっ散らかっていたように思います。後ろ姿を見ていたら茶色い髪は少し色落ちしていて表面は明るくなっていて内側は黒色でした。髪の毛の状態までも肉眼で把握できるなんて幸せな世界線でした。

 

 

以下は基君の観察結果と気が付いたことです。

上手側の階段の奥は螺旋階段になっていることを知りました。両側に手すりがあって基君は手すりをしっかり使って登ったり降りたりしていました。階段を登る時は一段飛ばしなんだけど、降りる時は一段ずつ降りていました。

 

英美香と愛夢のワンピースがお揃いと知った時の彗君の「まじ?」のセリフのところ、前はその場で言っている気がしたんだけど、いつからか少し前に出て言うようになったんだね(もしかして前からかな)。動きをつけることで誰の言葉なのかがわかりやすくなっていたように思う。英美香と愛夢のやりとりを聞きながら親達の顔を交互に見て少し引いたような顔をしていました。「女ってこえ〜」っていう彗君の心の声が聞こえてきそうだった。

 

はーちゃんが楓の存在に気がついたとき、彗君はその後ろをそろーりと通って場所移動をしていました。

あと、彗君が友達と電話している場面ではいつも彗君のことしか見てなかったんだけど、この日は目の前に愛夢がいたので少し視線は愛夢ちゃんの方へ。部屋をバックに自撮りしていることをこの日初めて知りました。

 

彗君が携帯を触る仕草は以前にもまして自然で右手でスクロールしていて現代っ子だったなあと思った。結構スクロールしてましたけどそんなに彼女から連絡が入っていたんですかね?メンヘラ女子って怖い!

 

シャンパンを飲む時、彗君はポケットに手を入れてサラッと一気飲み。みんなの輪の中には入らず一人みんなに背を向けて飲んでいました。やっぱりこの場面はリアルな基俊介のお酒の飲み方を想像できてしまってしんどかったです。

以前見た時よりもポケットに手を入れてる回数が全体的に多かったなって思いました。ちょっとチャラついた大学生を醸し出していてかっこよさも相まってずっと見ていられた。EDMが流れているときのグラスを持ちながら音楽に乗ってゆっくり練り歩く(言い方あっているのかは知らん)姿が本当にかっこよくて好きでした。

 

愛夢が英美香に「彼氏いるの?」と聞く場面では、彗君は出ていったルミを目で追っていて目の前の英美香に気が付かず背後に立つんだけど(毎回距離感バグなくらい近い)、 0ズレ目の前位置で見てしまってなんともしんどかった。目の前に基君がいるってだけで緊張してしまいました。

 

マウント合戦が終わって疲れたのか彗君はスツールに座って「あぁ〜ふぅ〜」って吐息を漏らしてた。女性同士のやりとりにちょっと疲れてるのかなって思った。

 

誠司君の時は上手側での演技だったからちょっと遠くて細かい表情までは正直覚えてないんだけど、この日は飴をタバコのようにふぅ〜ってふかしてた。あと、「お待たせ!」の時ときにウインクをしていてアイドル基俊介だった。ジャケットをなびかせてキランという効果音の時に白い粉?が見えた(え、なんで?なにこれ?)。やっぱり何度見ても基君が女の子の手首をバッて掴むシーンはドキドキしてしまって慣れない。でも回を重ねるごとにきっと恥ずかしさみたいなものは無くなってきたんだと思う。耳の赤さはなかったです。

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彗君がお父さんに対して想いを吐き出すシーン。

身振り手振りからイライラした気持ちや日頃思っている想いが溢れてきているのがわかったし、ソファから立ってその場を去ろうとする時、拳に力を入れていて言葉を発さなくても彗君の気持ちが伝わってきた。

「やらない方が恥ずかしい」とお父さんが言った時に少し間があって彗君から「え.....」って声が聞こえた。意表を突かれたような戸惑いの表情と思わず漏れた小さな声。すごく自然で彗君の中で気持ちに変化が現れてくる瞬間だった。この間観た時は何も言ってなかったから演技を変えてきたんだと思った。すごく好きな場面だった。

 

ちなみに彼女から電話がかかってくるところ、見上げたら目の前に基君が立っていて目の前で「え、好きだよ(棒読みに近い適当な感じ)」って言って全私が頭を抱えました。目線は斜め上(下手側)に向けていってるから目が合うとかではないけどここは基担に刺さる場面なので適当な好きがかなり刺さりました。

 

電話の後、家族がその場からいなくなっても彗君の中で消えないモヤモヤした想いがあって、その場に立ち尽くして小さく漏れるようなため息。ただ、少し考え込むような顔をしていました。お父さんの言葉で気持ちが動かされている途中のように見えた。

 

雷が落ちて舞台が暗転する場面ではだるいだるい連呼の基俊介。暗闇の中で手探りで地面を触って確認してた。

 

楓にDJやってると打ち明けた時のやっと言えたっていう彗君の嬉しそうな顔。思い切って言ってよかったね。楓は絶対受け止めてくれるもんね。よかったねって思ったよ。それを隠すようにぷくーっと頬を膨らませていて可愛かったなあ。

 

回数を重ねるごとに表情に感情の変化が現れるようになっていて、彗君の心情が表情や細かい動きから汲み取れるようになってた。あとこの日は乾燥してたのかな?唇舐める仕草よくしてた。口をちょっと開ける基君可愛かった。

 

ソファに座る時、右手をソファの上に置いてるんだけど、なんか普段の基君のソファに座る癖を見ているようでリアルだった。ソファに座っていると帝王感があって平伏したかったしとにかく深緑のソファに深く座る基君が好きで好きでたまらなかった。

 

2階で電話したあと、お父さんの話を聞きながら携帯を触るシーンで手すりに携帯をぶつけて音が響いていました。携帯と基君の手は無事でしたか?

 

「モテすぎて怖い」という場面では頭抱えて、そのあとあっちょんぶりけのポーズ。お父さんに「刺されないようにな」と言われるとそのポーズのままお父さんの方へ身体を向けていてかわいい基君でした。とにかく仕草があざとい。

 

お父さんに「俺が音楽好きってこと知ってた?」って聞いた時、お父さんから「知ってたよ」って返ってきて嬉しさを噛み締めてその気持ちを隠すようになんともないような顔をしていました。

 

「はい、撤収!」と不動産屋さんが言った後のシーンの台詞はおそらくフリーなんだろうなあ。この日は「どうすっか?とりあえず連絡してー」って言ってました。毎回声が大きめなのが可愛い。

 

最後、彗君がお母さんに抱きしめられた時、「おお」って声を漏らしながら(だいぶ大きめの声)戸惑うように背中をトントンとしてました。毎回引き寄せられるように勢いよく抱きしめられる基君がされるがままで可愛かったです。

 

さて、問題のボイパシーンです。このシーンまでにすでにたくさん基君を浴びているわけなんだけど、比にならないくらいのとんでもないものが待ち受けていました。この日を迎えるまでに心の準備は出来ていたはずだったのに、その時が近づくにつれ息を上手く吸えなくなっていました。必死で心を落ち着かせながら待ちました。下手から基君が来た瞬間、もうだめでした。ちょっとチャラそうなだぼっととした服装もどタイプだったし、とにかくかっこいいのひとことに尽きます。

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特大の基君のボイパを最前0ズレで浴びました。骨抜きにされてしまい腰が抜けそうになりました。何も考えられなくなりました。この日をこの瞬間をどれだけ待っていたことか。この日の基君のボイパは重低音しっかりめでスクラッチも入れていました。本当に本当にかっこよくて幸せな時間でした。ありがとう。ありがとう。ありがとう。

 

ボイパの後はお決まりのシャンパンを英美香にこぼされてました。「やばっ」って言いながら焦っている演技が可愛かったなあ。「ちょーだい」と手招きしながらタオルを求めていました。こぼされて即座にDJセットのスイッチを切っていて偉いし、忙しそうにせわしなく手を動かして英美香とパパの方を睨んでごしごし拭いている基君でした。あと、DJをやっているどこかのタイミングで「なんだよ」ってパパに言ってたところも目撃しました。

 

カテコになるといつもにこにこした顔でやってくる基君が可愛くて仕方ない。お客さんが立っている姿を満遍なく見渡して嬉しそうにする姿が忘れられない。黒谷さんが出てきて迎え入れるとき、サッと手を出す感じがジャニーズって感じでなんだかそれだけで泣きそうになったし、こんな素晴らしいキャストの中に基君がいることが本当に誇らしかった。

 

毎回カテコでとんでもない爆弾を落とす基君。この日のカテコも本当にけしからん案件でした。カテコ後、上手に捌ける時に少し振り返って口元だけでチュッってやっていました。思わずお客さんから声が漏れてしまうほど不意打ちの爆弾は基担殺しでした。死人が出ます。あざと警察出動です。ありがとうございます!!!!!本当に幸せで魔法にかけられた2時間でした。

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私、今回初めて自分の手元に青い封筒が届いたんです。それだけでもとても嬉しい事だったのに、基君の外部単独の舞台で席にも恵まれて本当に本当に思い出深い現場になりました。ありがとうの気持ちでいっぱいです。きっとこの日のことはいつまでも忘れることはないと思う。記憶を風化させないためにここに記録として書き記します。

 

基君、しあわせにしてくれてありがとう。これからもよろしくお願いします。